はりぼうのほほん日記

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映画、ファッション、グルメが好きな大学4年生!基本日記と、めんどくさがり向けライフハックです。

私のどうしても捨てられないものはなんだろう

お題「行きたい場所」

さて、「お題スロット」なるものがあることを知った私は、まだ2つ目の記事というのに早速楽をしようとしてスロットをぽちぽち回しています。
今回は、『行きたい場所』について。
行きたい場所、正直めっちゃいっぱいあるんですけど、あんまり書いてもきりがないので、3つだけにしておきます。

1.スペイン(カミーノ・デ・サンディアゴ

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最近就活がリアリティを帯びて私の身に迫ってきたので、就活に失敗し引きこもりを経て最終的に夢をかなえて本を書くことに至った、小野美由紀さんのエッセイ『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』を読んでみました。この本は、就職活動中にパニック障害を起こしてしまい、5月までには有名企業内定、という”まっとうな就活”をドロップアウトしたエリート大学生の小野さんが、スペインのカミーノの道を歩いたことをきっかけに、自分の心の奥底にあった本当の気持ちと向き合っていく…というお話。この本のメインディッシュが「カミーノ・デ・サンディアゴ」、いわゆるスペイン巡礼です。ほかの巡礼者との出会いと別れ、そして出会った人たちとの心の交流。小野さんはこの経験を通して、真のcrew(仲間)に出会えたと言っていました。20日かけて、聖地までの500キロメートルの道のりを、焼き付くような太陽、気まぐれな雨、その中でただひたすら歩く、歩く……。そんな中で、巡礼者たちは仲間と思いっきり喧嘩をしたり、大声で泣きながら歩いたり、歩く中で次第に内なる感情をあらわにしていきます。私はわりかし普段から感情を抑えるなんてほとんどなくのほほんだるだる暮らしている人間ですが、私自身もみなさんも、現代の日本にいる限りは本当の意味で「自分自身と真剣に向き合う」ということは難しいんじゃないかと思います。日々の生活に追われたり、SNSなどでみる外の世界が気になったり。一度生活の喧騒を離れて、自分と、そしてひとと正面から向き合う機会を持つことも大切かもしれません。小野さんが道を歩く前に出会った金さんという宗教学者は、彼女にこう言います。

「人生と、旅の荷造りは同じです。いらない荷物をどんどん捨てて、最後の最後に残ったものだけが、その人自身になる。歩くこと、旅することは、その『いらないもの』と『どうしても捨てられないもの』を識別するための作業なんですよ。私の人生は残り長くてあと20年くらいだけど、その間にどれぐらい、いらないものを捨てられるかが、『自分が何者だったか』を決めるんです」

こんな風に聞くと歩いてみたくなってきませんか?

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目的地のサンディアゴ大聖堂自体も荘厳で素敵です。


2.インド

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本場のインドカレーが食べたくてたまらないという理由でセレクト。北インドカレーも南インドカレーも大好きです。ヒンドゥー教にも興味があるので下調べをもっと真面目にやって、宗教的な観点からのインドを観測するのも楽しそう。女一匹はちょっと不安なので、同行者を見つけ次第行きます。もしおすすめの街やスポットがある方はぜひ教えてください。*1
ちなみに最近私のはまっているカレー屋はこちら。普通の店より辛くて私は好きです。チキンティッカ付きのレディースセットがあるのもうれしいところ。

ニュー高円寺インディア
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-22-8
1,000円(平均)690円(ランチ平均)


3.カンボジア

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私の大好きなライター&はてなブロガーの(チェコ好き)さんがカンボジアについて書いている記事を発見し、私もぜひ行ってみたいと思った国です。カンボジアって、「貧しい子供たちのために募金を」のイメージしかなかったのですが、記事でポルポト政権の大虐殺の舞台になったキリング・フィールドの話を読んでなんとも言えない気持ちになり、そしてこの国を自分の目で見たいと感じました。ポルポトは知識人敵視政策をとっており、知識人(医者や弁護士などの社会的エリートや、専門家)を中心に国民を次々と殺していったようです。今の価値観で考えると、そんなことしたら病院もかかれなくなるし専門家いなくなったら生産性落ちるしとんでもなくないですか?どんな独裁者も、初めは国を良くしたい、守りたいという気持ちで政権を握るものではないかと思うんですが、どうしてこう、逆方向にエネルギーを注いでしまうのか本当に謎。まあそもそも知識人か同課に限らず、国民を殺すことそのものが謎なんですけどね…。私がキリング・フィールドを見に行ったところで世界は変わらないけど、少なくとも私は人類の負の遺産を本で読んだり実際に見たりしながら、心に刻んでおきたいと思っています。

まとめ

私が現在けっこう真面目に行きたいなと思っている3国でした。基本的にはこんな感じで食べ物と歴史のことを考えて生きています。

*1:インドのことを調べていたら、ジャイプルがインドの都市だってことを初めて知りました。ジャイプルってボードゲームがあるのですが、そのイメージはもっと中東っぽかった気がします