はりぼうのほほん日記

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映画、ファッション、グルメが好きな大学4年生!基本日記と、めんどくさがり向けライフハックです。

Janne Da Arcを聴いてみませんか

ついに先日4月1日、Janne Da Arcが解散してしまいました。
生でジャンヌを聴くことを心待ちにしていた私にとって*1、もう一縷の希望もないのだなととても悲しいニュースです……。
しかし、ライブでみられなくなってしまったとはいえ、彼らの今まで作りだしてきた音楽はこの世界に残っています。
悪いニュースではありましたが結果として世間の話題に上った今、きいたことないよーって方も一度、平成を代表するロックバンドであった彼らの曲を聴いてみませんか?ファンの方もぜひ、それぞれの青春を思い返しながら聴いてみてください。



ここからは私が個人的な感想とともに、おすすめの曲を並べます。
私はジャンヌの魅力は
・キャッチーなハードロックサウンド
・曲の中で起承転結のある、ストーリー仕立ての歌詞
・男と女のいびつな恋愛関係の世界観
だと思うので、この3つの観点から選んでいます。
もう一つ選び方のルールとして
・1つのアルバムから1曲まで
としました(きりがなくなるので)。

1.ヴァンパイア


ヴァンパイア
これが噂のヴァンパイアです。一般知名度が一番高いのは『月光花』ですがファン人気が一番高いのはおそらくこの曲。
ライブ中に最前列センターのファンにハグしながら歌う、いわゆる「ヴァンパイアする」パフォーマンスでも有名です。
ライブで盛り上がる、という面ももちろんですが、かっこいいロックサウンドと”ちょっと病んだ”歌詞がジャンヌダルクの世界観を代表するものであることも人気の理由。
このヴァンパイア、「最初はまあ見た目はタイプかな~くらいに思っていた男にドハマりしてしまって、金も愛も貢いだけれど、結局捨てられてしまった……」というストーリーの歌詞です。
ジャンヌダルクって(というかyasuって)、”女慣れしたヤリチン男に騙されて病んで、したたかに生まれ変わる女性”ってテーマがどうも大好きらしく、何度もこういったテーマの歌詞が登場します。
ジャンヌとABC(yasuがソロで活動しているもう一つのバンド、Acid Black Cherry)は、ジャンルとしてはヴィジュアル系に区分されるにもかかわらず、もとはそのジャンルのファン層ではなかった水商売系&ヤンキー系の女性に絶大な人気があるのですが、ある種の女性の心情をリアリティある形で表現する彼の歌詞の世界観が、共感を呼んでいるからなのかな、と私は思います。
もちろん、純粋に曲がカッコよく、起承転結のわかりやすいロックサウンドであることも広く一般に受け入れられている大きな理由なのでしょうけど。
ちなみに私がジャンヌにはまったきっかけはこの曲です。月光花はもともと知っており、その時は「フーン」程度に思っていたのですが、中高バンギャしてた時代の仲間がこの曲をカラオケで歌っているのを聴いて、「なにこれ超かっこいい!」となり、そこからは聴きまくりました。

『ヴァンパイア』はこのアルバムでも聴くことができます。私はジャンヌで初めて買ったCDがこれでした。アルバム全体で一つのストーリーになっているという少し特殊なCDで、『マリアの爪痕』『shining ray』など他にも名曲がたくさん入っているのでオススメです。

2.ROMANCE


こちらは男視点での、女の子を騙して心を弄んじゃう曲です。
単純にこういう曲調が好きという理由で耳にスッと入ってきたのですが、歌詞もあるあるすぎて癖になるんです。
「彼氏になる気はなくて 束縛ジェラシーはある でも愛してるじゃなくて 君だけの特別でいたい」「(悲しいことがあったら)慰めてあげる だけど勘違いしないで」「無邪気に笑う君をみてると 時々少し胸が苦しくて 言葉にうまくできないけれど ズルくて優しいセリフ並べたり」……
これもうなんかヤリチンそのものじゃないですか????
でもこういう男に限って女ウケ良いんですよね不思議。

ARCADIA

ARCADIA

アルバムはこれ。
正直ARCADIAは良い曲多すぎて困ります。『DOLLS』とかね。私は『Black Jack』『WIZARD』あたりが好きです。

3.Lunatic Gate


Lunatic Gate from ANOTHER NEO
この曲はめちゃくちゃ曲の中で歌詞の起承転結がハッキリしててもはや美しい。
ストーリーはヤリチンの改心です(笑)。
ROMANCE側になるかLunatic Gate側になるかってどういう差異なんですかね。
やっぱり”涙にぬれる夜が来たとき”男に慰めてもらうような弱くて図々しい女はだめで、普段つれない媚びない態度を取ってるのに、ふとした時に「この子めっちゃ俺のこと好きなんだ!」みたいなのが見える子が良いのかな。私は女なので、Lunatic Gate の女のほうがあざといな~計算高いな~って思っちゃいますけど。

D・N・A

D・N・A

デビュー曲の『RED ZONE』も収録されている、メジャーデビュー初アルバム。

4.Dry?

Dry ?

Dry ?

この曲はけっこう下ネタ要素大です。
そのせいでカラオケであんまり歌えないのが残念。良い曲なんですけどね…。
そう、良い曲なんですよ。
男に振られて傷ついて、その後ドライ(DRY)な恋愛を重ねている女性の曲なんですが、
「からっぽの私の心を 誰もまだ覗いてくれないのね」「(強がっても)シルエットは泣いてる少女のまま、、、」、「悲しい恋の結末は今でも慣れないね 向こうは遊びのつもり 間違っても本音はいわないの」とかなんかもう泣けてきちゃいませんか?
Z-Hard

Z-Hard

『7-sevenー』あたりも良いです。何故か腐女子の友達に人気だったなあ。

5.sister


sister
最後に完全に趣味に走って『sister』をあげておきます。
おそらく好きな人を監禁している?女性の曲と思いますが謎の部分の多い歌詞です。
私のこの曲を気に入っている理由はなんとなくお耽美だから。
「地下室」「枯れた花」「真っ赤な雫」「街路樹も雨に濡れた」「月明かりが照らす笑顔」……
情景描写が不気味で美しくないですか?
枯れた花やボロボロのぬいぐるみが置いてある薄暗い部屋に月明かりがさあっと入ってきて、なにか狂気的な人間による狂気的なことが行われていて、外の雨音だけが聞こえてくる……。みたいな。
これまで挙げた曲の、ちょっと俗っぽくて動的なエロスを纏っているものとはちがい、静的な雰囲気を持つ世界観が素敵だなと思います。

Gaia

Gaia

このアルバム、なぜか中学の放送室にあってお昼の時間に私の担当の時は毎日のように流していたのを思い出します。なにも学校のお昼の時間に流さなくても…。黒歴史ってこういうことを言うんでしょうね。


できるだけたくさんのアルバムを聴いてみてほしいなと思ってかぶらないように選曲しました、
他にも良い曲がたくさんですし、もう少し性的な要素が薄いというかきれいな歌詞のものもありますから、ぜひあなたのお気に入りを探してみてくださいね。

*1:一度はヴァンパイアされてみたかったものです