はりぼうのほほん日記

はりぼうのほほん日記

映画、ファッション、グルメが好きな大学4年生!基本日記と、めんどくさがり向けライフハックです。

”呪い”に自ら縛られに行く必要はない/はりぼう的フェミニズム

「女のくせに、みっともない」「女なんだからこうすべき」。
私は幼稚園児の時からこれらの言葉が大・大・大・大嫌いだった。



なんで私が女だからって、どうこう言われなきゃいけないんだ。
女はそうやって抑圧されて型にはめられて、男は別に自由でいいのか。*1
男の子は家事をしたり、綺麗なご飯の食べ方をしたりしなくていいのに女の子はだめなのか。
女の子はあぐらで座っちゃいけないのか、大股で歩いちゃだめなのか、部屋が汚くちゃいけないのか、料理ができなくちゃいけないのか、容姿が良くないといけないのか。*2
そんなことを思っていたから、「あえて男らしく」しようとした。
女なんだからこうすべき、女のくせにと言われたらムカつくから、その逆をして意志を表明してやろうと思った。
私はあんたのいう”女”じゃない、残念だったなって。
自分の心に素直に従ったんじゃなくて、世間の言うところの女のロールから完全にはずれたくてそうした。


でも、本当にすべきことはそうじゃなかったのだ。
ただ「女だからこう、って言うのは違うよ。私は私。あなたはあなた。みんな違う一人の人間だし、そんなカテゴリでまとめて価値観を押し付けるものじゃないよ」って言ったらそれでよかった。
敢えて反抗するために無理をしなくても、ただ「その発言は間違っているよ」って言うだけで。
無理に水色を選ばないでピンクを着たっていいし、やりたければ料理をしたって良い。
もちろんあぐらも良いし、裁縫より力仕事がよければそれでも良い。


あえて”女らしさ”と言われているものから逸脱しようと無理することは結局自分から言葉の呪いに縛られに行っているのと同じだ。
表現の仕方は違っても、その「女らしさ」という謎の概念を軸に考えている時点で、”女らしくいないとだめなんだ、頑張らなきゃ、私はダメなんだ”という思考から過剰適応すること同程度に呪われている。
そんな概念も戯言をほざく人間も無視して、自分の気の向くようにすることが一番の反逆の手段だ。

「わたしはわたし。」

傷つけられたとき、モヤモヤっとしたとき、相手に対して堂々と言うのは難しいかもしれない。
でも、こころの中でそうつぶやくだけで自分を守れる。

*1:今考えるとこれは間違っている。男の子だって、泣いたらみっともないとか、強くなれとか、いろいろ押し付けられていた

*2:全部、言ったのは私の祖母。嫌いじゃないけどぜっっったいに許さない。