はりぼうのほほん日記

はりぼうのほほん日記

映画、ファッション、グルメが好きな大学4年生!基本日記と、めんどくさがり向けライフハックです。

はじめてセクハラされた話

人生で初めてセクハラをされた。


最初は手を触られて、それから胸のことを揶揄されたり、冗談で触ろうとするようなしぐさをされた。
私は今まで、TVやツイッターなんかでセクハラとか痴漢された人の話を聞いて「私だったらちんこさわりかえしてやる」とか「足でも踏むかなにかひどいことを言ってやればいい、私ならそうする」と思っていたのだけど、実際は違った。
ちょっとこれは想定外、ってことが起こると人間、一瞬一切反応できなくなってしまう。
たぶんそれまでに示してた笑顔がそのまま固まったか、無表情か、そういう変化はあったかもしれないけれど、でも言葉や動きは何も出なかった。
「?」ってなって、そのあと嫌だなあとか恥ずかしいとか傷ついたとかなんだとか思うんだけど、時すでに遅しだ。
どんなコミュニケーションでもしかるべきタイミングってものがある。
切り返すタイミングを失ったらそれ以上何を考えても無駄なのだ。


セクハラや痴漢をあとから訴えた人に、そのときああすればよかったじゃんとか、次はこうすればいいですよとかは無駄なんだよね

だって、その時はそんなまったく想定もしていなかったことを突然されたら、びっくりするからちょっと正しい対応は無理だ。
なんか突然見知らぬ人に殴られたら、とっさに殴り返せる奴って相当そういう状況に慣れてる人しかいないと思う。
普通は、茫然としてしまったり、怖くてすぐに逃げてしまうんじゃないかな。
だからもし周りにそういう人がいたり、ツイッターでそういう訴えをみたら、「つらかったね、相手はくそだね」くらいのことを言ってあげてほしい。

他人や世界に興味がなくても、石を投げられたら痛い

少し話は変わるけど、私はおそらく、外の世界とか周りの他人にけっこう興味が薄いタイプの人間だ。
逆に、だからこそあたりさわりなく接することができるし、だれとでも分け隔てなく関係を持てるんだと思う。しかもめったなことでは傷ついたり心が動いたりしない。
基本的には周りの人が何をしてようが何を言ってこようがどんな考えを主張してこようが気にしない、というか「自分には関係ない」と思う。
例えば私は、女だから云々、男だから云々って話が大嫌いなんだけど、別に誰かが私に「女の子なんだしちょっとくらい背が小さくてもむしろかわいいよ~」みたいに言われても、「まあ、この人の中ではそうなんだろう」。終わり。
イライラもしないし、言い返そうとも思わない。
別に会話でも行動でもここは同じだ。
だけど、傷つけるようなことをされたり、いわれたりするということなら話は別じゃん。
聴衆がみんなジャガイモに見えていたとしても透明にしかみえないとしても、石を投げられたら痛い。だって石はそこにあるんだし。

人間ってばかだから、やられてからじゃないと気付かないよね

私も人を傷つけることが多い。”セクハラ”や”差別”みたいなはっきりと可視化されているものじゃなくても、例えばふとした行動が相手を傷つけてしまっていたり、嫌な思いをさせてしまっていたり。
中には、なんとなく恥ずかしくて「こうされて嫌だった」と後からでも面と向かって言いにくいものだってあるだろう。
その場合やった側はまったくそれで人に嫌な思いをさせたって気づかないわけで、平気でそれを繰り返すはずだ。
それってすごく暴力的。
私がそれに気づいたとき、大事にすべき人にしてしまったいろんなことが頭に浮かんで、なんだか号泣してしまった。
私がこんなふうに、つらかったって主張しても、私が殴り殺した死体が後ろにごろごろ並んでるのに全然説得力がないじゃん。
まあ、とにかく私は嫌な目にあって初めて人を嫌な目に何の気なしにあわせることの理不尽さと暴力性を知って猛反省しました。
あのときにあんなことをしてごめんなさい。

まあそれはさておき実際にあったことに戻ると

結局その場でもそのあとでも、同席していたいつも良くしてくれる人が注意してくれたしあとであやまりに来てくれたのでまあとりあえず、なかったことにすることにした。
さっさといやなことは世界から消して幸せになろう。
恋人に伝えたら怒ってくれたし。
まあきちんとしたいい人はいるってことと恋人のこと好きだな~~ってことと人の振り見て我が振り直せってことを学びました。